アンジェリーク アルテミジア蒸留所(スイス)
この蒸溜所はアブサン発祥の「村」にある唯一の「手作りアブサン蒸溜所」であり薬草の厳選、限定量の蒸留、瓶詰めやラベリングに至るまで、製造過程の各段階を生産者のブニョン氏たった一人で、丁寧な手作業で行っています。
伝統的な製造法に基づいた、19世紀のアブサンの味に限りなく近いアブサンです。添加物や着色料を一切使 用しない、“緑の妖精"の名にふさわしい天然の緑色と、“通"には堪らない渋い苦味が味わえます。 使用しているハーブは、他の製品と同じ10種類のハーブですが、製法が少し異なります。ハーブををスピリッツに漬け込み、蒸留した後に上記の10種類のハーブの中から数種類を選び、蒸留後のスピリッツに数日間漬け込みます。 浸漬によって葉緑素が出て緑色になった液体を、ろ過の後にボトリングしたのがこのアンジェリークです。他のアイテムに比べて苦味が増し、奥の深い甘さも増 しています。
A.JUNOD オーガスト ジュノ (フランス)
2019年のアカデミー賞でハリウッドの俳優たちにプレゼントされたのがこのアブサン A.ジュノですが、出荷ロットにより含まれているツヨン濃度が違うようなので全く同じ風味とは言えないかも・・加水するとグリーンアニス、フェンネル、スパイスの香りがひろがり、口に含めばグリーンアニスの甘味とワームウッド(ニガヨモギ)、フェンネルの苦味がひろがります。8種類のハーブを使用しフランスのジュラ山脈の麓で作られた透明なアブサンで個性的な味わいのアブサンが多いエミル・ペルノの商品群の中では王道をゆく味わい。
MANSINTHE (スイス オリバーマター蒸留所)
マリリン・マンソンがプロデュースしたアブサン ラベルもマンソンが描いてます。主な使用ハーブ スイス産のワームウッド(ニガヨモギ)、グリーンアニス、フローレンスフェンネルシードで自然な緑にうすい青色の色合いです。加水によりゆっくりと白濁して濃い黄緑色へと変化していきます。素朴であたたかなアロマがアルプスのハーブと花々の香りと混ざり合うようで官能的といってもいいほど。丸みのあるフルボディーでバターのような重みのある芳香から、次第にバランスのとれた、さわやかでいて複雑なフィニッシュに変化していきます。
ここから日本製のアブサン
Mont Cerf モン・セール 本坊酒造
Bar BenFiddich の鹿山博康氏監修の下、古典的なレシピをベースに、浸漬・蒸留を施したボヘミアンスタイルのアブサンです。
仕上げに鹿山氏の畑から収穫された香り芳醇なフレッシュのニガヨモギの花を浸漬することで苦味を効かせたアブサンに仕上げました。
最初ピュアアルコールに袋に入れたハーブを浸漬し(浸漬後引き上げ)、蒸溜時にはバスケットにニガヨモギを入れ蒸気を通して香りを抽出、最後にハーブを浸漬させてカラーリングをしています。
冷却濾過をせずにボトリングしていますので苦みのきいた味わいに仕上がっています。
KUSUSHIKI 2020 佐多宗二商店
山椒、生姜、よもぎ、にがよもぎ、スターアニス、昆布、桜、梅、フェンネル、黒ごま、桜島小みかん、ハッカ等45種類のボタニカルを使用。最初にハッカの爽やかな香り、そして余韻がビターなグリーンアブサンです。
ABSINTHE 辰巳蒸留所
オーナーの辰巳氏が2017年に岐阜郡上八幡にて日本初の小規模蒸留所でアブサンを作り始めた。蒸留器:カブト釜蒸留器
ベーススピリッツ:蔵純粋、ちこり焼酎
ボタニカル:蕗の花、ニガヨモギなどボタニカル8種類
アルコール分:58度
Recipe 1st 東京クラフトリキュール (日本)
アブサンの基本となる3つのボタニカル(ニガヨモギ、ヒソップ、レモンバーム)は国産を使用。
アブサンのタイプはスイス・ヴェルトを基本に、レモンバーベナ・レモングラスの香りを加えたレシピ。
使用ボタニカル30種類生産本数:41本
信州アブサン VinVie
南信州で作られたアブサン。特徴はアニス控えめでアンティーク調、長野県産のメルローとカベルネソーヴィニョンから作られたホワイトブランデーをベーススピリッツにして 自家栽培のにがよもぎを使用している。。テイストは日本のヨモギとレモンの代わりに京都産の柚子を使用し、ヨモギの味わいに抑えめのスパイス、飲んだ後に口の中に漂う柚子の風味で和を表現している。
WABSINTHE 和ぶさん フルーツリキュールフリークス
日本のヨモギをメインに使った和風アブサンで2015年にクラウドファウンディング(国産アブサン復活プロジェクト)によって作られた。
テイストは日本のヨモギとレモンの代わりに京都産の柚子を使用し、ヨモギの味わいに抑えめのスパイス、飲んだ後に口の中に漂う柚子の風味で和を表現している。
ABSINTHE HERMESサントリー (日本)
アブサン 虎ノ門蒸留所
アブサンとは・・・・
キク科ヨモギ属の多年草
学名 | artemisia absinthium |
和名 | ニガヨモギ |
原産国 | ヨーロッパ 日本へは江戸末期に渡来 |
精油 | ツヨン 沸点201度 無色 メントール香 水に溶けない 融解アルコール68度 |
現代 | 食品添加物(防腐剤・香料)として幅広く活用 |
AC4世紀 | ヒポクラテスは産後の回復に使用 ガレノスは最も信頼のおける万能ハーブとしてすべての調剤に使用 |
12~15世紀 | 修道院医学(ヨーロッパ全土) にて使用 |
1651年 | 医師 ニコラス・カルペパー 「英訳の療法」のなかでアブサンこそ重要なハーブであると記述している |
アブサンというハーブリキュールの飲み方はファウンテンを使用ゆっくりと6~10倍に加水、まずは色と香りを楽しむ
ヘミングウエイ、ゴッホ、ピカソ、モネらが愛飲した
アブサンの基本の呑み方
まずアブサングラスにAbsintheを注ぐ
ファウンテンの水を一滴ずつゆっくりと落とす
放たれるアロマと白濁する美しさ
ヨーロッパではこれをグリーンフェアリー
「緑の妖精」と名付け
一日の心と体の疲れを癒したという・・・